アトピー性皮膚炎に有効なのは保湿か?脱保湿か?

目指すのは脱保湿。でも段階的に
アトピーに「保湿か?脱保湿か?」という問答もありますが、答えは「最終的に脱保湿」です。本来、人間の肌は保湿剤など必要がないのです。 保湿剤を必要としているということは肌が「異常」である証拠です。
しかし、いきなりの脱保湿は危険です。なぜなら、これまで保湿剤などに頼ってきた肌は自己治癒力が低下してしまっているからです。
保湿剤を使用しながら、徐々に自己治癒力を高め、使用する量を減らしていくようにしましょう。
脱保湿までにおすすめの保湿剤と量の減らし方
保湿剤の選び方

保湿剤はワセリンや馬油などの軟膏は、あまりお勧めできません。ワセリンなどには保存料や安定剤などの合成成分が含まれており、 人によってはアレルギー反応を起こしてアトピーを悪化させる原因となり得ます。
また、軟膏はべたつくため汚れが付着しやすく、細菌やアレルゲンも肌に付きやすくなってしまいます。
保湿剤はべたつきの少ない化粧水かジェルが良いでしょう。以下にその例として、お勧めの保湿剤を挙げておきます。
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※ 体に合わない場合はすぐに使用を中止し、お医者さんに相談してみてください。
保湿剤を使用する際の注意点
保湿剤は赤みのある部分に塗ってはいけません。保湿剤は赤みを持続させることがあります。 特に、今までステロイドを使用していた方は、ステロイドからいきなり保湿剤へ切り替えるのではなく、むしろ乾燥させる時期を設けてください。
保湿剤の塗り方と量の減らし方
保湿剤は自己治癒力が低いうちは患部や関節、肌が露出する箇所などを中心に1日3回塗ります。 塗り直しを行う際は洗顔ペーパーなどで、もともと塗っていた箇所をキレイに拭き取ってから塗ります。
徐々に自己治癒力が高まったきたら、塗る面積→回数の順に減らしていくようにして下さい。
自己治癒力の高め方
脱保湿のために自己治癒力を高めるためには、単に保湿剤の量を段階的に減らしていくだけでは足りません。 必要なのは、やはり体の内部から強くしていき、毒素を排出していく必要があります。アトピーの場合、特に食事などの見直しをすることをお勧めします。
アトピーで減らしたほうが良い食事
- 肉料理などの油の多いもの
- 乳製品などの動物性食品
- 香辛料やニンニク、柑橘類などの刺激のあるもの
アトピーで摂取したほうが良い食事
- 白米・玄米(注)
- 野菜、ゴマ、魚、海藻、豆腐など
※注:アトピーの食事療法において、白米などの米を除去しパンを食べるという人もいますが、蛋白質の摂取という面では、日本人の小柄な体質および気候・風土では、主食である米を除去するのは栄養面において問題があります。白米か玄米は適量(1日3膳)を摂取するようにし、むしろパンを減らすようにした方が良いでしょう。
また、野菜に関しては決定的に不足しがちなので、青汁を飲んだりサプリメントなどで補強すると良いでしょう。 株式会社えがおさんの「えがおの青汁」などがお勧めです。
アトピーの脱保湿までにはスキンケアも重要
当サイトでは、特にアトピー性皮膚炎に関する脱保湿剤や食事療法に関してのお話をしましたが、アトピーの脱保湿に必要な要素としては他にスキンケアがあります。 スキンケアに関しては、こちらの『アトピーのスキンケア』というサイトで丁寧に解説されていますので、見てみると良いかもしれません。 基本的に食事やスキンケアなど普段の生活でアトピーは十分完治できるものなので、ぜひ実践してみてください。